才能
私は学校に行ってない。
中学2年生の時に同級生と色々あり、それと同時に精神的な病気が再発。不登校になった。
私は物心がついた時から絵を描くのが好きだった。ビデオテープや写真に残る私は、絵を描いたり塗り絵をしているのが多かった。
小学生の頃は漫画イラストクラブに入っていた。その頃は模写がほとんどだったが、飾ったりして色んな人に褒めてもらうのはとても嬉しかった。
そして うごくメモ帳 通称うごメモに自分のイラストを投稿していた。(現在はサービス終了している)
自分の投稿したメモにコメントがついたり反応があったりするのが嬉しくて、学校から帰った後に確認するのが日課だった。
中学生になってからは美術部に入った。放課後、学校の至る所でする部活の声を聞きながら美術部でゆっくり絵を描くのが好きだった。その頃からTwitterを始め、そこでもイラストを投稿し始めた。
当時はイラストと言えないほど下手なものだった。
今思うとそんなイラストをネットに投稿していたこと自体が恥ずかしく思えてくる。
それでも、誰かに自分のイラストを見てもらい、反応を貰えるのが本当に嬉しかった。
中学2年生。私は不登校になった
そこから中学卒業までの記憶はほとんど無い。覚えているのは、毎朝憂鬱な気分で起床し、親に「今日も行けない」と言い、ため息をつかれる生活を毎日送っていた事。
学校に行けず、勉強も出来なくなってからでもイラストは描いていた気がする。あとから色んなものを見返してみると、その間もイラストを描いていた。
私はみんなが学校で勉強している間、絵を描いていた。
だから私は普通の人より絵が上手くないとおかしいと思う。こんなに絵を描いて頑張っているのだから、それなりの成果が出ていないとおかしいと思う。
だけど周りを見てみると、私より年下だったり、学校に通い勉強をしながら部活をしながら、絵が上手い人がゴロゴロいる。
それを見る度に私は酷い気持ちになる。
私がこれまで頑張ってきたのはなんだったのか。
これも才能なのか。
私は学校に行けないし勉強もできないし運動もできないし人と話すのも苦手で普段の生活を送るのも頑張らないといけない
そんな私が唯一できることが絵を描くこと。
私から絵を取ったら、何も残らない
本日、妹が高校生活一日目だった。
早速寄り道をして帰ってきたらしい。友達と動画も撮って、写真も撮って、イヤホンをして帰ってきた。
「今日は新しい友達は出来なかったけど、友達とアイス食べた。それと部活に入ろうと思う。委員会は何がいいかな」
そんな事、私は言ったことがない
友達とアイスを食べたことがない
高校で部活に入ろうと思ったこともない
委員会など自分が何になったかもわからない
妹は私の欲しいものを全て持っている
妹も絵を描いて人に依頼されるほどの実力を持っている。
私は妹のイラストが好きだし依頼したこともある。でも私の絵が好きとは1度も言われたことがない
成績も普通ぐらいだけど頭が悪いという訳ではない
妹に嫉妬するなんておかしいことだけど、妹が学校であった話をする度に私は死にたい
私と妹の何が違うんだろう
同じ親に育てられて同じものを食べて同じ服を着て同じ場所で育ってきた
それなのになぜこんなに違うんだろう
私がなにかしたんだろうか
私の何がいけなかったんだろう
幼い頃は私は誰にでも話しかけて友達が多かった
妹は引っ込み思案で人前が苦手で端にいるような子だった
私は将来のことはわからなかったけどきっと楽しい人生が送れるものだと思っていた
どこでなにを間違えたんだろう
なにがいけなかったんだろう
私はなにをしてしまったんだろう
私は誰かに見られないと自分の価値がわからない
人に見られ認められて、そこではじめて自分に価値が生まれると思う
何もせず田舎で普通に働いて普通に死んで家族の間だけで私の人生を終わらせるのは嫌だと昔から思っていた
家族以外に誰にも好かれず見られないまま人生を終わるなんて嫌だ
たくさんの人に好かれたい
たくさんの人に私が死んだ時に悲しんでもらいたい
今の私に価値などない
このブログですらタグの付け方もわからず人に見てもらえないのに
一体、私は生きているのだろうか